共創社会って何だ!

先日のみんつく工房の取り扱ったテーマ「ソーシャル」
改めて、共創というテーマと絡めて考えてみる。

インテグレートの山田さんが、現代ビジネスで連載される
コラムの中に統合知が求められる4次元のコミュニケーション空間について
書かれている(下記の図は、山田さん作成のものでウェブより引用)。
1:グラウンドは、リアルな社会で自分ごとが軸に。
2:クラウドは、世の中ごとが軸に。
3:スペースは、時間や空間がフラット化していて、軸というよりは新たな世界。
4:ソーシャルは、ミンナのことが軸に。

出展:http://gendai.ismedia.jp/articles/print/2766

ソーシャルが人と人との関係性の上になりたつというのは、
先日アジャイル・メディア・ネットワークのCTO福田さんから伺った話でも
すごく腹落ちした感があった。

そして、私はここにはもうひとつの空間があると思っている。
それは、Under Ground、そしてのその軸は、リアルにしたくない、できない自分ごとが軸かも。

ソーシャルには、表と裏があり、表はフェースブックのように
実名で登場する、誰がやっているかが見えるソーシャル。裏ソーシャルは、2chのように
匿名性があるソーシャルが代表例である。ツイッターは、人によって表的に使う人と、裏的に使う人がおり、以外と会社や社会とはちょっと違う自分を、そのつぶやきの中に表現して、なりたい自分になれている気がする。逆に、グランドでのリアルな自分が社会的な立場にはられたラベルにより、すでにリアルではなく、Under Groundが自分を開放できる新のリアル空間となっている人もいるのかもしれない。

このようなeco systemに住む私たち。世界はつながり続け、そして共依存し続けている。
サプライチェーンの進化、ネットワークの進化などで、例えばインドで起きた問題は、
自分の生活に何かしらの形で影響を持つ。共創社会は、次に来る時代というよりは、
私たちが今のeco systemを維持、発展されるために必要な過程なのではないかと思う。

Business model generation

新規のビジネスモデル、アイデアをフレームに落し込み、実践に移していく画期的なツールbusiness model generations.

昨年、この本にであってから、3つくらい自分のモデルを描いてきた。
俯瞰して全体像が見れるのと、非常にconsumer centricなモデルが描けるので使えるなーと思っていたが、まだフルには読めていない。

今日、プロジェクトミーティングがあり、デザイン思考の文脈ですごく
親和性が高いツールだと実感。特に、消費者のempathy mapなどスタンフォード
d.schoolのツールでも同じ考えが使われている。

すこし、これから時間をかけて勉強していこうと思う。
6月30日&7月1日にパリでセッションがあるので、
会社休んで行こうとも画策中です。

http://www.businessmodelgeneration.com/

Business Model Generation: A Handbook for Visionaries, Game Changers, and Challengers

Business Model Generation: A Handbook for Visionaries, Game Changers, and Challengers

考える=疑う

2008年は、これまで仕事バカになっていて、遊びや他の人からの刺激などないがしろになっていた点にメスをいれようと思います。

そこで、実は1月から学校に行くことにしました(グロービス)。クリティカルシンキングというクラスで、28名の刺激的な社会人の方と学んでいます。アウトプットが重要とのことで、昨日気づいた点をここにもアウトプットします。最も大きな収穫は、主張に正解・不正解はなく、「強い」or「弱い」主張があるだけという点。議論で相手に納得してもらえない=弱い主張であれば、何を考えるべき=issueを明確にし、何が言えればよいのかという視点で、主張を見直す必要があるのだと感じました。これは、目から鱗でした。

ちゃんとアウトプットは続けようと思います。

自分との戦い

sanotai2006-11-05

一ヶ月ぶりにブログに戻ってきた。悪い癖で、自分の記録のためと思うとさぼってしまう。
この1ヶ月、自分では脱皮に近い経験をした。それは諏訪湖ハーフマラソン完走!
実は、あまり練習できていなく、完走は目指していなかった。
当日車で向かうときも、一緒に行った同期の友達と「どうしたら10km地点くらいまでいけるか?」という話題でいっぱいいっぱいだった。15kmくらいで実は諦めそうになった。知り合いのいない中、悲鳴を上げる股関節とひざと会話をしながら、歩いたり、ゆっくり走ったりを繰り返している時だった。一人のおじさんが、1粒のチョコレートを食れた。子供っぽい感想だが、ドラゴンボールの千豆を思い出した。とにかく元気がでたのだった。よし行くぞと気合を入れたときに、目が不自由な方が自分の横はすーと抜き去っていった。これは自分との戦いなのだ。みんな自分の限界と戦っている。すごく勇気をもらった21kmだった。
完走後に一緒に走った、6人とは強い一体感を感じた。誘ってくれた営業マネージャー、ありがとうございました。

新しい日本

sanotai2006-10-10

最近相次いで、ショッピングモールや大型専門店が関東でオープンしている。
仕事で小売さんと接する機会が増えたせいもあり、新しいものがオープンするとついつい見に行きたくなる。
少し前なら、お店を周り、ちょっとご飯を食べて、帰る、というのが流れだった。
しかし、最近は、ついつい買い物に来ている人とテナントを比べながら見てしまう。
**店が入っていて、家族連れが多いから、++というターゲットなのかな?とかね。
あっている・いないは別にして、頭を使う作業は楽しい。

昨日行ったラゾーナ川崎
鉄板焼きでコースを食べた。5000円と少し高かったけど、満足でした。
隣には、高校生カップルが少し浮きながらもデートしていましたよ。
二人でサラダとパスタをシェアしても、出費がでかいんだろうなと、余計な心配してしまいました。

お話の力

リーさん

幼稚園くらいまでは、毎晩のように母親がストーリーテリングをしてくれた。休みの日になると、近所の本屋さんの2階に集まって、語り手の人からたくさんの「お話」を聞いたものだ。実は、覚えていない話のほうが多いと思う。しかし、空想の世界に引き込まれた気持ちよさは忘れない。

人の観察が好きで、その人に勝手に物語をつけてしまうこともたまにある。最近ネットで、香港のアパートに住んでいる100人の部屋の写真を公開しているサイトに出会った。単なる、写真としても楽しめるのだが、生活感あふれるその空間に、色々な「お話」がある気がしてならない。

例えば、ここに載せた写真について考えてみたいと思う。
トップの写真を見て、下の物語を読んでくれますか?ストーリーを読んだ後に見る写真の印象が違えば、「お話」がうまく伝わったことになるのだが・・・


名前は、リー・クンミンとリー・サンズ。二人が出会ったのは故郷の蘇州に帰る電車の中だった。サンズの父親がなくなり、彼は先行き不透明な内モンゴル原産のカーペットの商人になったばかりであった。青島から蘇州の26時間の電車の旅は窮屈でしかなかった。腐ったゆで卵のようなにおいと、中南海の安たばこの煙。大連からみかんを売りに電車に乗ったクンミンは、気絶寸前の状態でなんとか3号車の端に立っていた。のどの渇きと、足腰の激痛が彼女を襲う。途中何度かトイレに行こうとしたが、この端を譲ってしまうことは、彼女にとって残された16時間を片足で立つことを余技なくさせるような状況だったのである。ふらっとしたその瞬間、クンミンの肩に手がかかる。それがサンズであった。彼は、250mlの水を差し出し、彼の貴重なカーペットを引き、そこに座るように言った。隣にいた男は、なにやら広東語で文句を言い出したが関係ない。タバコを1箱さしだすと、文句をいいながら別の車両に移っていった。クンミンはお礼に、かばんから1つのみかんをさしだした。「1つですみません」と言いながらも、彼女は惜しそうな顔をした。それを受け取ったサンズは、内モンゴルに伝わる1つのお話をした。内モンゴルでは、みかんを結婚式の日に新郎新婦で食べるんだ。男性は、皮を食べ、女性に実を渡すんだよ。男性は外敵を守る皮を食べ強くなり、女性は子作りを意味する実を食べる。そういった後に、彼は結婚式ではないけど、私は皮でよいからと言って、みかんの実を差し出してくれた。あの日は、忘れもしない3月24日。内モンゴルでの結婚式で、みかんがでなかったけど、それは関係なかった。今でも24日と刻まれたカレンダーが、リー家にはみかんと供に飾ってあるのです。「甘酸っぱい思い出です」と、カメラを向けた私にクンミンは微笑みかけた。

木の力

sanotai2006-09-28

大学1年生の夏に、本屋で立ち読みをして人生が変わった本。
それがマインドマップについての本であった。
当時、英語力があまりないのに、大学の授業がすべて英語で悩んでいた時期があった。
聞き取れても、書き取れない。書き取れても、文脈がわからない。
そんなときに、ツリー状にキーワードを整理しながら書いていくマインドマップは、「これだ」と思わず言ってしまう技術の1つだと感じた。マインドマップはまるで、木を書いているように見えるのだ。力強いマインドマップは、まさに生命力あふれる木!あれ以来、大学4年間のノートのほとんどをマインドマップで書いた。今でも、仕事で企画を練るときはマインドマップでスタートをする。今後、お気に入りのマインドマップは紹介していきたいと思う。

考え事をしたいときは、公園に行き「木」を見ながら、自分の思考の旅にでる。
今日将来のキャリアプランについて考えるきっかけがあり、今の自分と少しの旅に出た。
まずは、自分の改善できることをしていこう。それから、機会を探しても遅くはないと、木が教えてくれた。
聞く力、簡潔に話す、周りを見る。この3つ、5ヶ月、毎日意識して行こうと思う。